演舞場発 東寄席 東をどり応援企画

演舞場発 東寄席 東をどり応援企画 2018年4月23日(月)

特別企画『東寄席 東をどり応援企画 講談・落語と日本酒と伝統野菜を楽しむ会』にお越し頂きまして、誠にありがとうございました。

三遊亭右京・神田陽子

 葉桜が目に鮮やかな季節となってまいりました。 今宵は、5月にここ新橋演舞場で開催されます「東をどり」応援企画と銘打ちまして、 三遊亭右京師匠と講談師の神田陽子さん、新橋花街にゆかりのあるお二方にご登壇頂きました。

  •  神田陽子
  • 三遊亭右京

 お食事は、新橋料亭街伝統の味を受け継ぐ演舞場の調理場でご用意させて頂きました。
お料理と一緒にお楽しみいただくお酒は、こちらも新橋花街にゆかりのある、宮城県の浦霞です。
それでは振り返りご紹介いたします。

演舞場の味覚を楽しむ

本日の演舞場のお料理

新橋の名店、料亭金田中の流れを汲む新橋演舞場調理場、斎藤正達調理長による特別献立をご用意いたしました。

 酒の肴膳として、先付けには本日の江戸伝統野菜のしんとり菜の煮浸しを。
八寸には、玉子焼、肉団子黒酢和え、ホタルイカ・若布・葱のぬた和え、タンドリーチキン、福砂焼、白滝真砂子和え、茄子そぼろ餡かけ、真いかの雲丹明太子和え、胡瓜、大根、人参の甘酢漬け、オクラ海老すり身詰め揚げ、切り干し大根、蕗、高野豆腐、蒟蒻、人参、ブロッコリー。
向付は鮪と鯛焼霜。

 利き酒会には、主菜のかすがれいの煮付けをご用意いたしました。
御食事には、五目ごはん、筍真丈・若布・三つ葉・柚子の留椀を。
水菓子はオレンジ・キウイフルーツでさっぱりと締めくくって頂きました。

落語を楽しむ

開口一番『秋色桜』神田桜子

 開口一番をお勤め頂いたのは、神田陽子先生のお弟子さんの神田桜子さん。
本日の演目と、自身のお名前にぴったりの青地に桜模様のお着物で登場です。
愛らしい笑顔が印象的な桜子さんは、日本講談協会唯一の前座さんです。
春にふさわしいフレッシュな講談を披露し、会場に朗らかな空気を運んでくださいました。

一席目『宙返り』三遊亭右京

三遊亭右京

 いよいよお一人目の真打の登場です。
今回は東をどり応援企画として、新橋花柳界に所縁のある、三遊亭右京師匠の登壇いただきました。
噺家になる以前、人力車の車夫として新橋の日吉屋に在籍されていた異色の経歴を持つ右京師匠。
置屋とお座敷を行き来する芸者衆を送迎していたそうです。

  • 三遊亭右京
  • 三遊亭右京
三遊亭右京

 「おもてなしの心」は「誠意、真心である」と花柳界で学んだという右京師匠。
黒子として覗いた花柳界の裏・表。歴史や文化についてお話くださいます。
貴重なお話に聞き入る会場。
「シーンとならないでね。酒のつまみに、座談会の感覚で気楽に聞いてくだい。」と、お客様を気遣う言葉に、新橋で培ったという「おもてなしの心」を感じます。

演目は「宙返り」。
宇宙飛行士の向井千秋さんが詠んだ短歌、「宙返り 何度もできる 無重力」という句の、下の句を募集したことをテーマにした新作落語です。
漫談の要素を取り入れたような、肩肘張らずに聴ける楽しい演目に、客席から笑顔がこぼれます。
実は右京師匠、歌舞伎で劇の雰囲気を盛り上げるために掛け声をかける「大向う」としても演舞場との繋がりが深く、「東をどりは俺が盛り上げる!」と暖かい応援の言葉を頂きました。

〜仲入り〜

二席目『名人小団次』神田陽子

神田陽子

  仲入りをはさみ登壇されたのは、もう一人の主役、神田陽子先生です。
新橋芸者衆からの推薦で本日の高座をおつとめ頂きました。
登場された途端、パッと会場が華やぐ、女流講談師の先駆者です。

神田陽子

 文学座付属の演劇研究所を卒業した後、二代目神田山陽師匠に弟子入りします。
当時、完全な男社会だった講談の世界で、逞しくもしなやかにキャリアを重ねて来られたエピソードを、ユーモアを交えて軽やかにお話しくださいます。
講談師として演芸ホールやテレビでも活躍していますが、吉兆や金田中といった料亭のお座敷にも呼ばれたこともあり花柳界や伝統文化との繋がりも深い陽子先生。
本日選んで頂いた演目は、歌舞伎役者が登場する、人情噺「名人小団次」です。

 急な腹痛で舞台に穴を開けてしまった中村米十郎という新米役者。激怒した師匠に階段から蹴落とされ、破門になってしまします。その後、芸の道を諦めきれなかった米十郎は江戸へ行き、市川小団次を襲名し、人気を博します。

 時を経て師匠と再会を果たした小団次。18年前、蹴落とされた時、勢い余って脱げてしまった師匠の楽屋草履を 神棚にあげ、初心を忘れぬよう精進してきたことを打ち明けます。

神田陽子

 講談特有の扇子を用いたテンポの良い展開と、陽子先生の抑揚ある見事な話口調で、会場は大いに湧き、芸の街、新橋にふさわしい一席となりました。

江戸伝統野菜を楽しむ

  •  江戸東京野菜
  •   江戸東京野菜

 本日のお野菜は、しんとり菜。
江戸川区、足立区、葛飾区を中心に栽培される、アブラナ科のお野菜です。
解説は、毎度おなじみOme Farmの島田さんです。 「ホームページに載っちゃうのに前回と同じ服装だ」と 常連出演ならではのコメントで、会場を沸かせます。
しんとり菜は、元々は唐菜・ちりめん菜などと呼ばれていましたが、芯の部分だけを食べられていたことから「しんとり菜」と呼ばれ古くから親しまれてきたお野菜です。
現在では外葉も一緒に収穫し、生のままサラダとして食べても美味しいですよ、と島田さん。
本日は、しんとり菜の煮浸しを先付として皆様にお召し上がりいただきました。

生はちみつ

会場では、本日の伝統野菜しんとり菜も入った お野菜5点セットなどの販売も。
大人気の伝統野菜セットと、季節や蜜源によって色・風味が異なるナチュラルな生はちみつは、東寄席の定番お土産となってきました。

お酒を楽しむ

  •  株式会社佐浦の十三代目当主、 佐浦弘一社長
  • 宮城県の浦霞

講談と落語に耳を傾けながら、召し上がっていただいた本日のお酒は、 新橋花街に縁のある宮城県の浦霞。東をどりで 浦霞の醸造元である株式会社佐浦の十三代目当主、 佐浦弘一社長にお越しいただき、解説していただきました。

佐浦弘一社長

 佐浦さんは享保9年(一七二四年)創業の歴史ある蔵元で、 鹽竈神社の御神酒酒屋でもあります。 メバチマグロや牡蠣、わかめ、海苔など、 海の幸の豊富な塩釜市。
東北大震災では蔵が倒壊、津波被害も甚大であったそうです。 本日お召し上がり頂いた「花は咲く」はNHKの復興支援に賛同し、商 標を利用しています。売り上げを通じて復興支援を行っており、地域 に寄り添った酒蔵を目指しています、と佐浦社長。 解説の後は、一席一席お酌をして回ります。 醸造元の方と直接お話できるのも、東寄席ならではですね。

本日の日本酒

(写真左から)

浦霞 純米酒

米の旨みが存分に生きた、すっきりとバランスの良い味わい。 先付けの「しんとり菜」の煮びたしのように、あっさりとしたお味との相性もよく、 どんなお料理も引き立てるお酒です。

浦霞 純米生酒 季節限定商品

4月のみ販売される季節限定商品です。清涼感のある味わいの生酒で、 晩春の気配を感じられるお酒です。

浦霞 花は咲く 蔵の華純米吟醸 県内限定品

NHKの東日本復興支援ソングに賛同して、作られたお酒です。 宮城県産酒造好適米「蔵の華」を100%使用し、 ほど良い香り、心地よい酸味と柔らかな甘味のバランス良い味わいの純米吟醸酒です。

浦霞 大吟醸 槽掛け雫酒

熟した果実のような華やかな吟香、柔らかい甘みと落ち着いた味わい。 「槽掛け雫酒」とは発酵を終えた醪を袋に入れ、槽(ふね)という箱に並べ入れて 流れ出る大吟醸の雫を集めた大変贅沢な一杯です。

お楽しみ抽選会


 最後は東寄席恒例の「お楽しみ抽選会」です。 演舞場からは、本日の出演者と新橋の芸者衆のサイン入り「東寄席手ぬぐい」や東をどりの招待チケット、 Ome Farmさんからはお野菜お届けセット、 佐浦さんからは、前掛けや、手ぬぐい・浦霞の入った可愛いらしいロゴ入りミニバッグを。 右京師匠からは、向田邦子著「夜中の薔薇」の単行本というユニークなプレゼントも。 会場は大いに盛り上がりました。

次回の東寄席は5/21。春風亭一之輔師匠の登場です!どうぞお楽しみに!

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