演舞場発東寄席 NEXT [あずまよせネクスト]

演舞場発東寄席 NEXT [あずまよせネクスト]　2018年10月5日（金）〜10月8日（祝）

　第一回『東寄席 NEXT [あずまよせネクスト] 』にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。

『演舞場発東寄席 NEXT [あずまよせネクスト]　落語と日本酒と伝統野菜を楽しむ会in新橋演舞場』

　毎月、好評を頂いております、新橋演舞場の食堂で開催されている落語会「東寄席」。
今回は「次世代の話芸とお酒を楽しむ」と銘打ち、30代〜40代で、日本特有の伝統文化を伝承し、
その良さを伝えようと頑張っている方々にお集まりいただきました。

　伝統芸能からは今ノリにノッている若手噺家16人にご出演いただきました。
また、落語とお楽しみ頂いた日本酒は今もっとも話題を集めている、
秋田県若手蔵元集団「NEXT5」の蔵元に日替わりでご参加いただきました。

　それでは、振り返りをご紹介いたします。

落語を楽しむ

　落語芸術協会人気若手ユニット「成金」メンバーと落語協会や立川流落語の二つ目で注目されている方々にご出演いただきました。注目の若手噺家による、新作あり古典ありのバラエティーに富んだ演目をお楽しみいただきました。

10月5日（金）

一席目『新ガマの油』三遊亭わん丈
二席目『長崎』瀧川鯉八

三席目『鉄拐』入船亭遊京
四席目『徳利の別れ（講談）』神田松之丞

10月6日（土）

一席目『私小説落語〜悲しみの歌〜』笑福亭羽光
二席目『夢の酒』入船亭小辰

三席目『壺算』春風亭昇々
四席目『妾馬』春風亭正太郎

10月7日（日）

一席目『皿屋敷』昔昔亭A太郎
二席目『子ほめ』立川こはる

三席目『時そば』春風亭昇也
四席目『猫の災難』柳亭市弥

10月8日（祝）

一席目『井戸の茶碗』春風亭柳若
二席目『十徳』立川吉笑

三席目『銀座なまはげ娘』三遊亭粋歌
四席目『干物箱』柳亭小痴楽

お酒を楽しむ

　東寄席ではすっかり人気のイベントとなりました「日本酒を楽しむ会」。今回は4日間を通して毎日日替わりで、秋田県若手蔵元集団「NEXT5」の蔵元にご参加いただきました。

今回NEXT5をご紹介いただいたのは、神奈川県厚木市の日本酒専門店、望月商店の店主、望月さん。東寄席スタート初期から全国の美味しいお酒をご紹介いただいています。

NEXT5についてのご説明や、日本酒をの楽しみ方など、わかりやすく解説していただきました。

　秋田県若手蔵元集団「NEXT5」は、「未来の秋田の日本酒業界は俺達が牽引するんだ！！」という強い気持ちと高い志を持ち、技術交流は勿論、前代未聞の共同醸造酒の製造も行い、今年で8本目の販売を11月にされるそうです。

　今回は日替わりでご用意いただき、若く熱い思いのこもった、個性豊かな日本酒をお楽しみいただきました。会場では、酒の肴と共にお出しした飲み比べセットのおかわりをグラスやキャラフェでお買い求めいただけるほか、自慢のお酒の即売会も開催し、こちらもご好評いただきました。

　秋田の美味しいお酒を引き立てる酒の肴は、新橋花柳界の流れを汲む、新橋演舞場の厨房でご用意。

　飲み比べセットとともにお召し上がりいただきました。

10月5日（金）

　初日のお客様にお召し上がりいただいたのは、一白水成。
福禄寿酒造（創業元禄元年）代表、渡邊さんにお話をしていただきました。

　福禄寿酒造は、「愉しい酒」を目指し、米の旨味を十分に引き出した酒造りに取り組んでいる蔵元さんです。

（写真左から）
　[壱]一白水成良心特別純米
　[弐]一白水成吟醸無濾過火入れ
　[参]一白水成山田錦純米吟醸

10月6日（土）

　二日目のお客様にお召し上がりいただいのは、ゆきの美人。
秋田醸造（創業大正8年）代表、小林さんにお話をしていただきました。

　太平洋戦争前の、アルコール添加のないレシピの研究/再現にも力を入れている蔵元さんです。
ゆきの美人は、特に日本酒好きの方に受けている、と望月さん。

（写真左から）
　[壱]ゆきの美人辛口純米完全発酵
　[弐]ゆきの美人純米
　[参]ゆきの美人純吟愛山麹ひやおろし

10月7日（日）

　三日目のお客様にお召し上がりいただいたのは、白瀑・山本。
山本合名会社（明治34年創業）の代表、山本さんにお話をしていただきました。

　ご自身で作付けした酒米を白神山地の天然湧水で大切に栽培し、自社精米をした、こだわりのお酒をお持ちいただきました。ユニークなネーミングのお酒の解説でも、会場を盛り上げていただきました。